目次
ビジネスセンス=感覚
ビジネスセンスは・営業・広告・マーケティング・経営・講演等でも非常に重要なものです。
センスがない=感覚を刺激するスキルがないことを言います。じゃあその感覚を刺激するにはどうしたらいいのか解説していきましょう。
見えないものを見せるスキル(感覚伝達スキル)
ここでは人が商品を見たとき
A:これはジューシーで美味しい唐揚げだ
B:唐揚げだ
A・Bどのようにその商品を見てもらった方が購買に繋がると思いますか?もちろんAですよね。当り前じゃないかと思うと思います。
しかし皆さんできてないんです。
この見えないものを伝えるスキルこれには共感を伝えることでこの見えないものを見せることが出来るのです。
それでは詳しく解説していきましょう。
TSA(2歩先を読め)
それでは次の図からTSAについて解説していきましょう。
この唐辛子に商品のネーミングをするということで考えていきましょう。2歩先ではなく1歩先しか見ないとまず人は唐辛子と認識します。
一歩先だけだと辛い、または赤いという想像から【激辛唐辛子】と商品ネーミングにしてしまいがちです。これではこの商品ネーミングを見た人は安易に想像できて購買までに至りません。
さあ、2歩先を読んでいきましょう。
正解から言うと商品ネーミングは【滝のように汗が出るダイエット唐辛子】となるのです。解説していきましょう。
1歩先では言葉での理解=言語化ではなく
2歩先では想像化理解=比喩化ここが重要なのだ
基本人はお金を使わない、買わない理由から思考が入ります。人間の本能上、仕方ないのです。そうじゃないですか人はネガティブから入るのです。
ここで理解を深めるためにもう1例マーケティングを売ることを考えていきましょう。
まずお客様はマーケティング?難しそう。から入ります。だから言語化して簡単・シンプルに見せるように【超簡単・シンプルマーケティング】という商品ネーミングをつけようとします。これでは言語化だけなのです。ここまで来たら、もうわかりますね?
大事なのは、2歩先=比喩化なのです。
例えばここで比喩的に考えると、簡単・シンプル【おばあちゃんでも出来るマーケティング】という商品ネーミングになるのです。おばあちゃんという比喩化から人はシンプル・簡単・誰でも出来そう・親切等の言語化した情報も勝手に入ってくるのです。
人は物を買うまでに比較から入ります。比較の時代です。
だからこそ記憶を与えることが重要なのです。物事を正面(言語化のみ)に伝えたって人の記憶には残りません。だからこそ共感を伝えるのです。例:おばあちゃんでも
実践VCIM!商品ネーミングの付け方
V・・ビジュアルメッセージ(商品サービスの言語化)
C・・共通想像(何を想像しているのか)
I・・解決・改善(解決・改善の言語化)
M・・比喩的共感(共通認識へ変換)
網焼き・炭火焼きで考えると
V・・網焼き・炭火焼居酒屋
C・・高そう、匂いが付きそう、古そう
I・・お手頃、換気十分、綺麗な店内
M・・結婚式の2次会でも使える網焼き居酒屋
次にアメリカで明太子を売った時の実話で
V・・明太子Cod eggs(タラの卵)
C・・グロそう、気持ち悪い
I・・高級、気持ち悪くない(ここで高級明太子なんかにしてもダメだ)
M・・スパイシーキャビア
外国人が共感できる高級で美味しい魚の卵は?そうキャビアじゃないですか?そこにスパイシーを絡めて販売したところ売り上げが跳ね上がったという事例があります。
商品ネーミング以外IをMに変えて成功した例
I:自転車駐車禁止M:自転車捨て場 不法駐車数激減
I:雨でM:虹で
まとめ
・その販売商品の見えないものを見せろ。それがビジネススキル
・相手が考える2歩先を読め
・言語化ではなく比喩的表現
・共感を与えて人の記憶を与えろ
・VCIMに沿って商品ネーミングの検討を。Iを商品ネーミングにするな
以上

渡辺 祐司

最新記事 by 渡辺 祐司 (全て見る)
- 【チェックリスト】結局、顧客のノリが経営を変える!人はノリでモノを買うのだ! - 2021年6月1日
- 【チェックリスト】商売はこう行え!人の90%は自分で決めて購入していない。買わされている。 - 2021年4月16日
- 【フレームワーク】広告・チラシ・HP・LPの作り方!このチェックリストに沿って行えば効果10倍以上! - 2021年4月7日
[…] TSA THINKINGです。 […]