目次
壊滅的な被害の観光業・飲食業界
新型コロナウイルスの影響を特に強く受けた業界が、インバウンド需要が急速に冷え込んだ宿泊業と、宴会の自粛や不要不急の外出制限で客足が遠のいた飲食業です。
緊急事態宣言により街からは人が消え、県外出ることが出来なくなり、自粛警察ならぬワードも言われるようになり、新型コロナウイルスにかかることよりも周りからの目線を意識した自粛も増え壊滅的な被害となっております。
【コロナ倒産】飲食、宿泊業まとめ https://maonline.jp/articles/coronavirus_bankruptcy_20200410
観光市場の4つのMarket
1.4大都市にいる人
東京都市圏(あるいは首都圏)・大阪都市圏(あるいは近畿圏)
名古屋都市圏(あるいは中京圏)・福岡都市圏(あるいは福北圏)
2.4大都市以外にいる人
3.訪日外国人(インバウンド)
4.日本からの海外旅行者
以上の4カテゴリのMarketとなっております。
新型コロナウイルス影響前の観光市場規模
日本の観光市場は26.1兆円と全体でなっております。
次に(上図)この中で訪日外国人と日本人の国内観光の割合を見てみると訪日外国人(インバウンド)が4.5兆円
日本人の国内観光で20.5兆円の規模で有ります。
残りの1.1兆円は下の図を参考に説明します。
この図では先ほどの残り1.1兆円の割合を見ていきましょう。
これは日本からの海外旅行者また海外で消費の海外旅行費用となります。
これについては今後コロナウイルスの影響で海外に旅行するという人は極端に少なくなりその分
国内旅行者へ移行していくことが考えられます。
次に(上図)は4大都市市場への旅行とその他地域市場への旅行を分けて見ます
要するに人々はコロナウイルスの影響でまず海外への旅行が無くなるそして県外への旅行までも
がなくって行くことが予想されます。現にそうですよね?
だって皆さん海外どころか今県外に出ることすらも自粛してませんか?
ではどうなるのか?
新型コロナウイルス影響後の観光市場規模
次に(上図)こちらの図を見てもらうと赤く囲った
【地方におけるマイクロツーリズム市場】というものを観光業・飲食業の方は考えていかなければならないのです。
※マイクロツーリズムとは3密を避けて地元のヒトが近場で過ごすスタイルのことを意味します。
自宅から15分〜1時間程の距離で、県境をまたぐ移動ではなく、地元で安心、安全に楽しく地元・地域で過ごすスタイルということです。
これまで旅行観光産業は都市圏、訪日外国人を狙った外からのお金でビジネスをしていましたが、これから県内の内需換気がポイントになるということです。
また、訪日外国人の観光需要は直ぐには元通りには行かない事も予測され、ビジネススタイルの変化に対応することが求めれています。
海外旅行者・県外への旅行者県内また市内の近場で旅行・宿泊をするという需要に代わるのです。
これからお客様が求めるもの
食事編
コロナウイルス影響前は、旅行に行った際まず食事では何を求めて行きますか?
海が近い地域なら海の物・山が近い地域は山の物みたいに
その地方ならではの食事を求めて行きませんか?
しかし、県内また市内の旅行者が増えるということはどうでしょうか?
食事においては逆に地元の人がなかなか食べないもの食べれないものを
提供することで差別化を図る必要が出てくると考えれます。
逆に地元では有名だけど地元の人は高いなどが理由に食べないといったものにも
注目し地元の方にアピールを図る必要もあると考えられます。
宿泊編
まずは3密ではないことの見える化です。
個室・部屋食等3密にならないことが誰でもわかる様見える化する必要があります。
食事においてもこのコロナの影響においてお客様も多少の寛容が有ります。
ブッフェ形式のところでも弁当箱で食事を食堂で配布して、自分たちで持って
部屋で食事をするといったスタイルも検討する必要があると考えられます。
また大浴場が魅力な宿泊施設もあるでしょう。ここでも混む時間予想また
現時間が空いてるのか?空いていないのか?見える化できるシステムを取り入れる必要も考えていくべきです。
要するに安心できる見える化対策が必要となってきます。
まとめ
〇県内・市内の近場の旅行が増える
〇3密ではないことが分かる見える化が必要
この見える化が非常に大切でもちろん使用者の安心感もあるし、
他者から見た際あっあそこなら大丈夫と思ってもらえる見える化が大切になる
〇4月以降18か月間この対策が重要となる
〇日本市場で戻りやすいとみているのは、小規模で、もともと三密回避に向いている施設。
自家用車でアクセスでき、食事は個室、というような施設
〇このコロナ自粛期間はお客様もある程度、受領してくれる
例:宿泊施設で弁当箱に入れた食事を各々食堂に取りに来て部屋で食べて頂くなど
今後の店・宿泊施設の選び方
特定の大手ポータルサイト(例:じゃらんnet、楽天トラベル、一休.com)で検索して旅先を選ぶというよりも、
自然検索、SNSのタイムラインから友達経由で知って旅先を選ぶ、欲しい商品経由で旅先を選ぶなどの行動変化が生まれる可能性があります。
その際の対策として
マイクロツーリズムを狙ったキーワードコンテンツを挿入する
少人数、短期、近距離、アウトドア、キャンピング、ハイキング、旅の思い出を通販(食品、体験チケット)、部屋食、露天風呂、離れ、
貸し切り風呂、個食室、コテージ、予約、現金以外の決済方法、入館状況、入場規制リアルタイム情報、消毒、ソーシャルディスタンスポリシー等の3密を防ぐ、
安全に安心して体験できる事を訴求する事が必要です。

渡辺 祐司

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